PS版『ドカポン!怒りの鉄剣』とNintendo Switch版・Steam版『ドカポン!怒りの鉄剣 リマスター版』での新機能・変更点についてまとめています。
新機能・変更点について
管理人自身が影響度が高いと感じた新機能・変更順に記載しています。
オンライン対戦に対応
リマスター版ではオンライン対戦機能が搭載されました。もちろん今まで通りのローカル対戦も可能です。オンラインモードでは同じ本体・ソフトから友達等を招待して一緒にオンラインモードを楽しむこともできます。
Switch版ではSwitchのソフトを持っている方同士で対戦が可能です。
Steam版ではSteamのソフトを持っている方と対戦が可能なことに加えて、「Remote Play Together」機能を使うことでホストさえ「怒りの鉄剣」のソフトをダウンロードしていれば、他の人がソフトを持っていなくてもURLを共有することで一緒にプレイすることができます。
なお、Switch版とSteam版でのクロスプレイは未対応となっております。
オンラインモードではローカル通信でのプレイとは以下の「設定」の仕様が変化します。
- 「交代」に関してオンラインモード時は自身のみCPUへ変更可能
- 「ハンデ」をOFFにしている場合はハンデを変更することができない
- 「セーブ」はオートセーブのみ対応で手動でのセーブは不可能
- 「タイトル」でグループを抜ける、全員終了するのどちらかを選ぶとオートセーブされタイトルに戻る
- 「設定」画面にて以下のような影響を受けます
種類 | 内容 | 変更 |
---|---|---|
環境 | セリフ速度 | はやい |
環境 | 移動速度 | はやい |
環境 | 倍速の速度 | 5倍速 |
環境 | ドット効果 | 個別 |
環境 | イラスト効果 | 個別 |
環境 | 3D効果 | 個別 |
音楽 | SE | 10 |
音楽 | BGM | 10 |
音楽 | ボイス | 10 |
音楽 | バトルBGM | 個別 |
3倍速・5倍速機能が登場
リマスター版では倍速ボタンを押し続けることでオリジナル版より3倍速または5倍速でゲームを進めることができます。オフラインとオンラインで倍速モードが適応できる個所に違いがあります。オフラインモードでは「設定」の「環境」画面から3倍速・5倍速の変更が可能ですが、オンラインモードでは倍速ボタンでの仕様が5倍速固定になります。
隠し味機能が追加
隠し味機能を使用することでプレイ開始前に細かい仕様を調整することが可能です。調整可能な仕様は以下のとおりです。
- 週数プレイ
-
シナリオが途中でも指定した週数が終わると結果発表に進み終了できます。最大999週まで設定が可能で、この設定はプレイ中でも変更ができます。
- お宝もってプレイ
-
プレイヤー毎に持っているお宝を引き継いでプレイできます。ただし1種類につき1個の制約があります。オリジナル版は隠しコマンドにて設定が可能でした。
- 地形イベント発生率
-
地形マスで発生するイベントの発生率を変化させます。(3段階)。オリジナル版の発生率は「中」になります。
- 週イベント発生率
-
毎週月曜日が始まった時に週イベントの発生率を変化させます。(3段階)。オリジナル版の発生率は「中」になります。
- ワルサー邪魔率
-
ワルサーがプレイヤーを邪魔する行動を行う確率を変更します。(3段階)。オリジナル版の邪魔率は「高」になります。
- 死亡時の死神率
-
死んだときの死神が登場する発生率を変更できます。(3段階)。ハンデ設定があると登場しません。オリジナル版の発生率は「低」になります。
- ワルサーの討伐回数
-
シナリオ進行するためのワルサー討伐回数を変更できます。(3段階)。ただしシビュザイル大陸に反映されません。オリジナル版の討伐回数は「多」になります。
- 少:討伐回数1回
- 中:討伐回数2回
- 多:討伐回数4回
- 同盟結成期間
-
同盟を組める期間を変更します。(3段階)。「無」に変更すると同盟イベントが発生しません。オリジナル版は「長」の設定になります。
- 無:同盟無し
- 短:14日
- 長:42日
- 天下一品武闘会の集合
-
天下一品武闘会をする場合に闘技場に集合するかしないかを変更できます。オリジナル版は「有」の設定になります。
- 攻撃魔法の回数
-
バトル時の攻撃魔法を回数にするか無限に使用できるか変更できます。オリジナル版は「有」の設定になります。
- レベルアップボーナス
-
レベルアップした時の割り振り用ポイント数を変更できます。(4~6の3段階)。オリジナル版は「4」の設定になります。
- 暗黒闘気入手量
-
デビラーマンが毎ターン獲得できる暗黒闘気の入手量を変更できます。(3段階)。オリジナル版は「少」の設定になります。
- 少:4ポイント
- 中:6ポイント
- 多:9ポイント
歴代ドカポンシリーズのBGM変更機能が追加
通常バトルのBGMを歴代のドカポンシリーズのBGMに変更ができるようになりました。「設定」の「音楽」より変更ができます。変更可能なシリーズは以下のとおりです。
- ドカポン怒りの鉄剣(デフォルト)
- ドカポン3・2・1
- ドカポンQ
- ドカポン・ザ・ワールド
- ドカポンジャーニー
- ドカポン・キングダム
- ランダム再生
お宝の効果発動条件が変更
お宝の効果が未鑑定状態でも発動するようになりました。これによって週数プレイでは最後まで鑑定せずに順位をなるべく下げた状態で立ち回る戦術が生まれました。
地形マスでお宝が拾える確率がUP
地形マスに止まった際にお宝を拾える確率がオリジナル版と比較して大きく向上しています。
お宝がコンプリート可能に
オリジナル版では入手できなかったであろう「ドカポンクラウン」と「魔王のタマゴ」が入手できるようになりました。
入手方法については以下の記事を参照ください。

死亡ターンの仕様が変更
死亡時にドカポン城または教会で休むターン数が以下のように変更されました。
- オリジナル版
-
- 1位:4ターン
- 2位:3ターン
- 3位:2ターン
- 4位:1ターン
- リマスター版
-
- 1位:3ターン
- 2位:2ターン
- 3位:1ターン
- 4位:0ターン
結果発表時の仕様が変更
リマスター版では結果発表時に全村の稼ぎを集金するようになりました。また、特別ボーナスの金額の算出方法に変更があります。詳しい内容は以下の記事で説明しております。

一部防御魔法のダメージ倍率が変更
一部の防御魔法のダメージ軽減倍率の値が変更されています。対象の防御魔法に関しては以下の記事で説明しております。

オートセーブ機能が導入
各プレイヤーのターンに毎回自動的にセーブされるオートセーブ機能が導入されました。オフラインとオンラインで以下のような仕様の違いがあります。
- オフラインモード
-
20枠の手動セーブ枠と1枠のオートセーブ枠があります。
- オンラインモード
-
手動セーブ枠がない代わりに20枠のオートセーブ枠があります。
一部没モンスターの出現実装
リマスター版では「イフリート」がサウナン遺跡2Fに登場するようになりました。その代わりに「狂犬」がサウナン遺跡2Fで登場しなくなりました。(アーチッチ大陸の草原マスのみに出現)。
ソフトの起動が早くなる
ゲームの起動時間がほぼ0秒になりました。公式曰く「起動が早すぎるので気を付けてね!」とのことです。
グラフィックが向上
高画質なグラフィックへ変更されました。ゲームプレイ中のグラフィックは「設定」の「環境」から以下設定に変更が可能です。
- ドット効果
-
キャラの表示のなめらかさを変更できます。(カクカク、マイルド、なめらか)。
- イラスト効果
-
イラストの表示のなめらかさを変更できます。(ドット、なめらか)。
- 3D効果
-
バトル時のキャラの表示を変更できます。(オリジナル、トゥーンA、トゥーンB)。
Steam版にて英語言語対応
Steam版では言語が英語にも対応されました。日本版購入の場合でも設定より英語ボイスに変更が可能です。Switch版では日本語ボイスのみが対応です。ゲーム自体を英語言語にするためにはSteamのアプリケーションから「ドカポン!怒りの鉄剣」の言語設定を変更する必要があります。
ハンデ機能を搭載
ゲーム開始前に各プレイヤーごとにハンデの設定を行えるようになりました。オフラインモードではゲーム中でもハンデ設定が変更可能です。ハンデの効果は以下のとおりです。
- 初期ステータスの振り分けが5ポイントから10ポイントへ変更できる
- 死亡時に死神が来ない
- Lvアップボーナス時のステータスの振り分けが+1ポイントされる
リリーフの仕様変更
リリーフは「設定」の「交代」よりで人間とCOMに切り替えたあとに指定されたボタンを押すことで人間に戻ることが可能な機能です。オリジナル版ではターン開始前に指定したボタンを押し続けることでターン開始時に復帰できましたが、リマスター版では該当プレイヤーのターン中にボタンを押すことで次のターンに復帰できるように変更されました。
BGMがアレンジされる
全BGMがオリジナル版と比較して軽快な感じにアレンジされています。
名前変更の仕様が変化
プレイヤー討伐時の名前変更の仕様がオンラインモードでは自由に変更できなくなった代わりに、4つの選択候補の中から選ぶ仕様に変更されました。
オフラインモードではオリジナル版と同様に自由に名前の変更が可能です。
スタッフロールマスの追加
ハジマリス大陸のドカポン城の真上にある3本並んでいる真ん中の木以外に、シスネイター大陸の魔法屋の右の木にもスタッフロールマスが追加されました。該当箇所を調べることでスタッフの紹介を見ることができます。
バグの修正
オリジナル版で発生していたバグが修正されました。以下は確認が取れている内容になります。
- モンスターを倒した際にドロップする内容が異なる不具合
- ドカポン城入口マスで他のプレイヤーがそのマスにいない場合にバトルが発生するとフリーズする不具合
- 毒沼マスを通過した後に手動で後退すると毒のステータス異常にならなくなる不具合
- 所持金が-1億G以下になる、もしくは、お宝の総資産が一定値以上を超えるとフリーズする不具合
- 武器屋や魔法屋で新しい装備を購入する際に古い装備品を○○Gで引き取る際に無料で引き取られてしまう不具合
- 対象のシナリオボスのいるマスでデビラーマンの「ヘイカモン」等でそのマスに自力で止まったプレイヤー以外がシナリオボスを倒すとシナリオが進行できなくなる不具合
- デビラーマンになった時のSPとMGの数値が逆になっている不具合
一部名称・アイコンの変更
武器の「ヤクザブレード」が「カチコミブレード」へ、鎧の「石わたマント」が「タイカーマント」へ名称が変更されました。
F魔法の「ヘルプュウ」のアイコン色が変更されました。
一部セリフの変更
一部のセリフが年齢制限の都合によりオリジナル版よりもマイルドに調整されました。
例:ゲーム開始時に出る「ぶっ◯す」⇛「ぶっ倒す」の表現。
一部UIの修正
一部UIに部分で遊びやすくなるように調整が入りました。以下は確認が取れている内容になります。
- ゲーム内に説明書が追加される
- 「設定」からタイトル画面に戻れるようになる
- バトル中にバトル魔法や特技の説明を確認できるようになる
- ステータス振り分け時に長押しでポイントが振れるようになる
- レベルが2以上上がった場合に一度のポイント振りで済むようになる
- ターン開始時にお店や銀行が休みの場合、注意喚起のメッセージが表示
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