本記事ではSteamの「Remote Play Together」機能を使った遊び方についてまとめています。
Remote Play Together機能について
「Remote Play Together」はSteamで使用できる機能で、1つの画面を他のデバイスに共有することでソフト1つでマルチプレイを楽しむことができる機能になります。
これまでは友人の部屋に集まってローカルでのマルチプレイが行えなかったところが、友人の部屋に集まらなくともオンライン上でマルチプレイができるといった革新的な機能になっています。
これだけでは普通のオンラインプレイと同じなのでは?と感じてしまうと思いますが、もうひとつ大きな特徴としては、ソフトを持っているユーザーが画面を共有する形になるので、他のユーザーは無料で遊べてしまうというところです。
さらにスマホ等の様々なデバイスから参加できるといった遊ぶためのハードルの低さも特徴となっていて、スマホの場合はタッチコントローラを活用することでコントローラも不要で遊べてしまいます。
Steamが「Remote Play Together」に対応している必要がありますが、多くのタイトルで機能が搭載されていますので、この「Remote Play Together」機能を扱えるようにして友人等とゲームを遊び倒していきましょう!
必要になるもの
ホスト(画面共有を行うユーザー)
- Steamのアカウント
- 「Remote Play Together」機能に対応したSteamのゲーム
- Steamのゲームが動作するスペックのデバイス(PC等)
- 安定した通信環境(有線LAN推奨)
ゲスト(画面共有を受けるユーザー)
PCの場合
- SteamまたはSteam Linkのアプリケーション
- Steamのアカウント
- Wi-Fi等の通信環境(5GHzの方がラグが少ない)
スマホの場合
- Steam Linkのアプリケーション
- Wi-Fi等の通信環境(5GHzの方がラグが少ない)
機能の使い方
ホスト(画面共有を行うユーザー)
- 「Remote Play Together」機能に対応したSteamゲームを起動する
- 「Shift 」+ 「Tab」キーでSteamメニューを表示する
- 「誰でもプレイに招待」をクリックする
- Steamフレンドの場合は「フレンドを招待」、フレンド以外の場合は「ゲストを招待」をクリックする
- 「ゲストを招待」の場合はURLが発行されるので、ゲストにURLを共有する
- ゲストをさらに招待する場合は、人数分だけ④⑤を行う(「フレンドを招待」の場合は省略)
- ゲストからの設定が終わるまで待機する
- 画面で「ゲスト」が参加したのを確認したら「Shift 」+ 「Tab」キーでゲームに戻る
ゲスト(画面共有を受けるユーザー)
- 「ホスト」から送られたURLを押す
- URL先から「ゲームに参加」を押す
- Steam Linkのアプリケーションで「レッツゴー!」を押す
実際に機能を使ってみた
実際に自宅にあるスマホとタブレットで「Remote Play Together」機能を活用してみます。当サイトでは「ドカポン」シリーズを紹介しているため、Steamで発売している「ドカポンキングダム コネクト」と「ドカポン!怒りの鉄剣:リマスター」にて試してみました。
ドカポンキングダム コネクト
ホストが有線LANを繋げた場合で試してみました。iPhoneとiPadをゲストとして招待してみましたが、あまり遅延を感じずデジタルボードゲームを堪能できると感じました。オープニング映像といった動きが激しいものは若干ラグが多いかなといった印象です。
オフラインモードはもちろん、オンラインモードでもゲストを招待した状態で知らない人を募集することも可能でした。コマンドの押し間違え等が発生したため、事前にボタン設定は確認しておいたほうが吉です。
ゲーム自体は友情破壊ゲームをストレスなくプレイできる環境だと感じました。(ゲームの内容自体でストレスがたまってしまうかもしれませんが・・)。
ドカポン!怒りの鉄剣:リマスター
こちらではWi-Fi環境で繋げてみました。有線LANに比べて遅延は生じますが、デジタルボートゲームのジャンルのためゲーム進行には問題がありませんでした。追加の検証項目として、一部のイベントでタイミングに合わせてボタンを押すことで殴る事が可能なミニゲームがあったのでこちらでWi-FiのGHzによる遅延の影響具合に関して検証してみました。
Wi-Fiの2.4GHz帯では遅延の影響が大きく、正確に殴りきることができずストレスがたまる結果となりました。次に設定を5GHz帯二変更した場合ですが、ほとんど遅延の影響を感じず殴りきることができたため、無事ストレス解消ができました。
ただし、通常のボタン配置の場合だと5倍速機能(RB押しっぱなし)が使いにくかったり、ボタンの表記が画面と一致していない部分があったりしたため、ボタン配置の変更やボタンの割り付けは確認したほうがより楽しめると感じました。